アニメ感想 -消せないデータもある-

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人間、生きてりゃオイルが漏れる時だってある。
我慢しないで、苦しんでないで、
流したいだけ流せばいいんだ……。


※ネタバレ注意
結野アナが現在の江戸の状況を報じる。カラクリたちのクーデターを。
しかし、それも映っているかは定かではない。
エネルギーの供給源の占拠されたため、奉行所・見廻組も苦戦を強いられていた
ターミナルの地下深くに向かう銀さん・神楽・源外さん・卵。
乱暴に運転をする源外さん。
中に入ったは良いものの、目の前には強大なカラクリが。
通称うどちゃん。破壊神と卵に説明された。
卵は源外さんに命ぜられ、口にディスクを収納する。
……無駄に時間取ったな。無駄に時間取ったな。
一応、ロッキーっぽいテーマとしておきましょう。色々あるんでね。ハイ。
うどちゃんが勢いよくモップを振り下ろす。
走っていたパイプが音を立てて崩れ落ちた。
絶体絶命。
定春は源外さんに言われ、銀さん・神楽・卵を連れて安全な場所へ飛んだ。
しかし。銀さんは気づく。
振り向くと落ちていく源外さんが―!
最後に一発砲撃を入れて、源外さんは落ちていった……。
カラクリと、流山を救ってくれやと銀さんに託して。
源外さんのおかげで助かった三人。
流山はそのころ、ターミナルの装置を動かしていた。
娘を蘇らせることは不可能だと、
林博士の人格データを引き継いだ伍丸弐號もバグを起こし完全とは程遠いと。
しかし、一つの可能性が生まれた。
零號の中の種子が発芽しかけていると…。
うどちゃんの攻撃はまだ続く。
神楽は傘を振り上げ、うどちゃんの顔を破壊した。
パイプから飛び出て、うどちゃんの頭を落とす。
しかし、その代償は大きく、神楽自身も定春も地下深くに落ちていってしまった…。
後でいくから待ってるネ!と告げて。
銀さんは神楽を助けようと身体を飛び出す。
しかし、卵に止められた。
生存確率などと言われて腹を立てる銀さん。
「生きているから」
卵の言葉に銀さんは驚く。
あの人たちなら生きてると…生きていて欲しいと…。
そう言うと、銀さんは卵に背を向けて歩き始めた。
伍丸弐號、否流山は言う。
零號は感情が芽生えつつあると。
お前のためにこの国を―、そう言いかけたが銀さんの言葉に止められる。
自分のためだろと、娘を蘇らせようとしたのはてめーのためだと。
自分の下に戻れと命ずる流山。
しかし、卵はそれを拒否した。
あなたを破壊する―、二人は飛び上がった。

卵は思い出していた。
カラクリになりたいと嘆く流山を。
今なら分かる…博士が何故そんなことを言ったのか。
博士は気づいてしまったんですね、芙蓉様に永遠の命を与えようとしたのも芙蓉様を蘇らせようとしたことも、
全部自分のためだと…。
寂しかったのは、博士、あなた自身だと…。
飛んだ二人。
しかし、卵は床にのめり込んでしまう。
それでも尚、説明を続ける卵を引き抜いて銀さんは攻撃をする。
罪の意識にさいなまれながらも娘を欲している自分に気づいてしまったのですね、と。
卵は終止符を打つため、流山に向かって飛び上がった―!
その間に銀さんは新八くんを解放する。
煙が上がったその場所を見て驚きの声を上げる新八くん。
しかし、流山には攻撃を止められた。
卵の頭を持ち、電流を流す流山。
銀さんはそれを見て流山の腕を落とす。
卵は地面に落ちる。
銀さんは流山の頭を壊した。
しかし、流山は壊れる様子もない、否、元に戻っている始末。
銀さんの身体を上げ、壁に打ち付ける。
一ミクロンの魂を壊すのは無理だと、銀さんに言う。
せこい魂だと銀さんは言う。
銀さんを救うために新八くんは流山に向かう。
しかし、卵に止められ、床から落ちそうな、そんな状態に。
集まってくるカラクリ。流山は卵に始末せよと命ずる。
卵は、モップを振り下ろした。
新八くんの姿はない。
銀さんは叫んだ。
思い通りになる娘が欲しいならと、銀さんは言う。
ちとゴツいか―、銀さんがそう言うと後ろにいて助かっていた神楽が声を上げた。
それに振り向く流山。自分のメイドじゃない。
そして、助かっていた源外さんがカラクリに命ずる。
流山に向かって砲弾を打つカラクリ。
卵が流山を拘束する。
流山は聞く。なぜそこまであいつらにと。
卵は語る。侍の生き方を…。
助けられた銀さんは、流山の額に木刀を刺す。
エネルギーを集束した光の束に、流山を押し入れる。
身体が消えていく流山。
銀さんの身体を掴んでもがくが、それも新八くん・神楽・卵によって阻止される。
卵…芙蓉に助けを求める流山。
卵は泣きながら、父親にさようなら、と告げた。
流山は、芙蓉との思い出を思い出して、消えていった…。
卵は涙を流す。
私の中の芙蓉様は泣きやんでくれない、これでよかったのかと銀さんたちに聞くと銀さんは答えた。
正常に機能している証拠だと、それでもオイルが漏れるときは、

『 俺達がオイルふいてやらァ 』

その言葉に、卵はどっと涙を流した。
新八くんに渡されたハンカチ、涙をを拭ってくれる神楽。
しかしそれは束の間の一時。
制御されていたエネルギーが暴発し始めた。
江戸が吹っ飛ぶと新八くんは叫ぶ。
源外さんが自分が行くといったが、制御装置付近は危なくて近づけない。
卵は、道を破壊した。
源外に無線代わりの装置を渡して、卵は背を向ける。
卵を止めようと駆け出す新八くんと神楽だったが銀さんに止められた。
そのまま、源外の機械に乗って逃げた一向。
魂は制御装置付近まで向かっていく。壊れながらも…。

『 だから、みんなも私のこと忘れないで… 』

思い出す、短いながらも一緒にいた、あの時間。

『 そうすれば私の魂は…ずっとみんなの中で生き続けるから… 』

三人は卵の名前を呼んだ。

『 お…父さん…私…友達が…できたよ 』

卵はスイッチを押す。

『 機械じゃない 本当の友達… 』

街のカラクリの動きが止まった。
街も光を取り戻した。
結野アナの報道も映るようになった。

あれから少し経って、銀さんは卵を忘れ、源外さんも忘れたかと言った。
しかし、銀さんの足元には卵の頭が。
店の端の方に、家政婦の身体が置いてあるわで、忘れ切れていない二人。
源外さんが家政婦の頭について話す、すると目の前に風呂敷に包まれた中枢電脳幹が置かれた。
持ってきたのは新八くんと神楽。
頬を拭って、「拾った。」と言った。

スナックお登勢に新人として入った卵。
何もかも忘れており、新しく知識を教えようとしていた。
そこにやってきていた桂さんが手を上げる。
革命家…侍だ。侍も分からんか?そう聞くと、卵は侍なら知っていると答えた。

『 勇者より魔王より上に位置する大魔王四天王の一人 』

卵は微笑んで

『 ………私の大切な 友達です 』




後半ずっと泣いてました。
前が霞んで、一人向かっていった卵にずっと、「たまァア!!」と叫んでいました。
今回、ホント冗談抜きで感動しました。
…ただ残念なのは、テンポが速かった。
卵の台詞をもっと溜めて言わせたほうがいいかな?
と、言ってはみるものの最後に映った万事屋は、
卵にとっての大切な友達なんだろうな…と思っている。
エンディング、卵が出ましたね。
その瞬間、涙がどっと溢れて。
「スタッフのバッキャロー!泣かせんじゃねェえ!」と言ってました。
本当に、今回はスタッフさん凄かったです。
こんなに泣いたの久方ですよ。
これからの長編も期待しちゃって大丈夫ですね。
頑張ってください。陰ながら応援していますよ。

次の長編は…柳生かなァ?
きっと、バトルメインの話が続かないようにしたんですよね!
バトルメイン 紅桜柳生
感動メイン 芙蓉動乱
ですよね?
ですよねェ!?
こうじゃなかったら私もう分かりませんよ。
だから、今のエンディング、奇跡が終わって次エンディングになったら何が来るか分かりますよ。
柳生に一票!
早く、土方さんと沖田くんの勇姿を見たい!
あ、銀さんたちもですよ?!ゴメンなさい、真選組大好きなんで!



74話が『漫画家は原稿のストックが出来てこそ一人前』
こち亀…じゃねーや、マユゾン話。
で、次、75話、9月27日放送
『仕事のグチは家でこぼさず外でこぼせ』ってどーゆーことですかスタッフさん。
え?あなたたちは何処に向かってるんですか。
この超・短編でどうやって一本書くんです?
まだ、不確かな情報(wiki)ですが、ビックリってか、ワケワカメッスね。(古)
描きおろし特別訓(銀ちゃんねる収録)の作品…いろんな意味で早く見たい。


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